2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

月は、夏を知らない。

.. 「大暑過ぎ、月は涼しげにかけてゆく」 満月のあとの、大暑(7月23日)も過ぎ、夏本番。 月は、太陽の情熱に出逢うと、その情熱に溶けて欠けてゆく。 太陽もまた月に出逢うと、その涼しさに癒されねむりつく。 お互いが適度の距離を保ちつつ、すれ違って…

天のぼり

.. むかしむかし、 吉四六(きっちょむ)さんという、とてもゆかいな人がいました。 ある日のこと。 吉四六さんは 村に、奇妙な立て札を立てました。 『 明日の正午、畑にて、吉四六が 天昇りをいたします 』 さあ、それを知った村人たちは大騒ぎです。 「お…

ふりむけば、

.. ふりむけば、彼が 夕焼け色に包まれて 山の端の向こうへ 去っていこうとしていた。 私は、 「ちょっと待って」と 声をかけたのだけど、 彼は、 「二日後に君の笑顔を見たい」 と言って、夕焼け色の中へ 消えていった。 彼は、 とても ワガママだ。 私が …

吉田くん

.. 日記: 石川くん(石川啄木)の火星に行った話を読んだあとで眠ったら、 何故か、 吉田くん(吉田 松陰)が、 昨夜の夢に出てきた! 私は、吉田くんと、いろいろな世界を旅した。 吉田くんに、「大丈夫、こっちにもあっちにも行ける」とか言いながら、流…

あさがおさまへ

.. あさがおさま。日付をまたいでしまいましたが、お誕生日おめでとうございます。(7月17日) 今夜は、あさがお様にこころをこめて再掲しましたです。 ☆〜☆〜☆ あさがおさま いままであなたはほんとうによくがんばってきました。 はっぱがいちまいいちまい…

花は無心にして蝶を招き

.. 花 無心にして蝶を招き蝶 無心にして花を尋ぬ花 開くとき蝶来たり蝶 来るとき花開く吾 また人を知らず人 また吾を知らず知らず 帝の則に従う ―良寛 「花と蝶」 より― 花は 無心で蝶を呼んでいる。 蝶も 無心で花を尋ねる。 花が咲くとき、蝶がやってくる…

新しい朝

新しい朝に向かっていってらっしゃい。いってきます。 [おはよう] 徹夜明けだけど、行ってきます。日記はあとで書く予定。(早く帰れたら・・・) おやすみなさいじゃなくて、おはようの巻。 最高の一日をお過ごしください。 ..

地球はどこにありますか?

.. ( 質問 )地球は、どこにありますか?日本は、どこにありますか? ・ ・ ・ ・ ・ ( 答え )はいっ! 地球は 私の足の裏に あります! はいっ! 日本も 私の足の裏に あります! 私は真面目に元気いっぱいに答えた。 先生は、一瞬、困惑した顔で沈黙し…

星を滝に集めて

.. 天の川 渡る前に 朝がきた。( え? ) お星さまを 滝に集めて呑みこめばサイダーのようにシュワシュワとせつない味が はじけ飛ぶ。 初夏に吹く 青嵐が滝に集めた星たちをまた夜空へ運ぶことでしょう。 「涼」を呑み込み見上げれば空に戻った星たちがビー…

七夕に、七人の小人とカボチャの馬車に乗る〜♪

.. 今週のお題「七夕」1.「七人の小人が地球人の夢を叶える!」2.「かぼちゃの馬車に乗ってみんなで宇宙旅行に旅立つ!」 ―☆ 以上、お願いしま〜す(^―^)☆― 雲の上では、天の川にかかった虹色の橋を織姫星と彦星が渡ります。 地上では、七色の小人たち…

伝舎星(きりん座)ヲ守ル。

『 戌の時、客星北方ニアラワル。王良星(カシオペア座)ニ近ク、伝舎星(きりん座)ヲ守ル。 』 高倉院の治承5年または養和元年 6月25日(西暦1181年8月7日)。 ―藤原定家 「明月記」 より― 日記: 午後8時。客星(新星・彗星)が北にアラワレル。大良星に…

倒れた木と、どんぐりの眠り

.. 将来にむかって 歩くことは、ぼくにはできません。将来にむかって つまずくこと、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。 ―作家・カフカの後ろ向き名言集より― フランツ・カフカ生誕130周年。 「カフカの絵本」を持ってい…

みどりのなかで

.. いままであなたはほんとうによくがんばってきました。 はっぱがいちまいいちまいそらにてをのばすようにいちにちいちにちをいきてきました。 あなたのかなしみにだれもきづかなかったかもしれない。 あなたのがんばりをだれもほめなかったかもしれない。 …

水面の初夏の青

.. 「 ねむり 」 わたしの からだのちいさな ふたつの まどにしずかにブラインドが おりる よる せかいじゅうのそらと うみと りくのありとあらゆる いのちのちいさな ふたつずつの まどにしずかにブラインドが おりる どんなに ちいさなひとつの ゆめもほか…