歌の翼に

歌の翼で

愛しい人よ、私はきみを運ぶ。




ガンジス川の流れのかなたへ


そこは美しいところと私は知っている。




そこに赤い花咲く園があり、

静かな月の光のもとで、

スイレンの花が待つ、

きみを愛する妹として。



スミレは微笑んで、仲良くし、

星を見上げている。



バラはお互いに匂い、

密かに妖精の話をする。



無邪気で利口な小鹿は、

寄ってきて、聞こうとする。


遠いところでは、聞こえている、

聖なる流れの波の音が。



そこに座ろうよ、

しゅろの木の下に。




そして愛と安らぎにひたって、

楽しい夢を見るよ。




―ハイリッヒ・ハイネ「歌の翼に」―





鳥たちも翼に乗せる

やさしい言葉を

ささやいているのでしょうか



『歌の翼に』




翼はなくても

風を感じながら

地面を踏みしめて

ぐんぐん

歩んでゆこうと思います


ありがとうございました




世間の風が冷たく感じる時も

自然の風はとても心地よい

飛べないとわかっていても

夢の中では自由に飛べていて

大河さえも渡れるている。


いざ目覚めると

大きな変化がなくとも

自分の足で地面を踏みしめた分は、

確実に進んでいる。

遠い道のりでは

その変化に気づかないだけで

その歩みを遮るのは

何一つ無い。



信じて一歩一歩進む。

ぐんぐん進む。





『七色の空を飛ぶ』





翼に感じる風は涼しい





おやすみなさい




(^―^)

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