ムーン・リバー

ムーン・リバー




ムーン・リバー
1マイルよりもっと広い河。

いつか私は胸をはって、
あなたを渡ってみせるわ。

私に夢を与えて来たのはあなた、
それを破って来たのもあなた。

あなたが何処に流れて行こうとも、
私はついて行くわ。

二人は岸を離れ、
世界を見るために漂う漂流者。

見るべき世界はたくさんあるわ。

二人は同じ”虹の端っこ”を
追いかけているの。

それは、
あのカ-ブを曲がったあたりで
待っているかもしれないわ。

幼馴染みの冒険仲間、
ムーン・リバーと私。


ムーン・リバーより―



日記:


河の音は聴こえてくるのに

お月さまが見えない夜は

心だけが走り出す。



渡れない河も

お月さまを見ると

いつか

渡れると思えてくる。




続きは夢の中で・・・


おやすみなさい。





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