星の王子さま
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王子さまは、また、笑いました。
「ああ! ぼうや、ぼうや…
ぼくは、その笑い声を聞くのが好きなんだ!」
「さっき言った、ぼくの贈り物だよ…
あの水にしても同じようなものだろう…」
「なにが言いたいの?」
「人には、それぞれ、
その人なりの星があるんだ。
旅行者たちの中には、
星を、案内人だと思う人もいる。
またほかの旅行者にとっては、
ただの小さな光に過ぎなかったりする。
学者たちの中には、
難しい問題だと思う人がいる。
ぼくが出会ったビジネスマンにとっては、金貨だった。
でも、あの星たちは、みんな、なんにも言わない。
きみは、きみだけの星を持つだろう…」
「なにが言いたいの?」
『 きみが、夜に、空を見るとき…
ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。
その一つの 星のなかで 笑うんだ。
だから きみが夜、空をながめたら、
星がみんな笑ってるように 見えるだろう。
すると、きみだけが、
笑い上戸の星を見るわけさ。 』
そう言って、王子さまは、
また、笑いました。
今日(6月29日)は、星の王子さまを書いた
サン・テグジュペリのお誕生日。
[アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ]
Saint-Exupery, Antoine De
1900年06月29日〜1944年07月31日
フランスの小説家・童話作家・飛行機操縦士。
日記:
笑っている星を探してみよう
続きは夢の中で・・・
おやすみなさい。
[星の王子さま]
(^―^)
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