白鳥 「翼を貸します」

白鳥 『翼を貸します』





寒さに身を縮めて

毛布にくるまると


雪がしんしんと

世の中の音を吸収し

静かで長い夜がはじまる




夢の中へと旅立つと

どこからともなく




「翼はいらんかね〜?」

「翼を貸しますよ〜〜」


と声が聴こえてくる




真っ白な世界を見渡してみると・・・



一羽の白鳥がポツンと立っていて

冬になると

出稼ぎにやってくるのだと云う




どんな商いですかと訊ねると


「冬季限定の翼のレンタル業」で


あたたかくなって

遥か遠くに渡るまでのあいだ

翼を欲しがっている生き物に

翼を貸し出しているのだそうだ



夢の中でどこにでも行けるのは

白鳥が翼を貸してくれた夜だから・・・

何億光年先までも自由に飛んでいける

もちろんあなたのとなりへも




寒い夜に毛布の中で

あなたの背中が

むずむずしてきたら・・・



白鳥が

そっと

翼を貸しに訪れたのでしょう



眼を閉じると


「翼はいらんかね〜?」

「翼を貸しますよ〜〜」



どこからともなく

静かな夜にその声だけが

はっきりと聴こえてきそうです






『翼 を 貸 し ま す』






おやすみなさい



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翼がはえた男


..



火星人ゴーホーム

「ゴーホーム=合法夢」だったとは...♪

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あなたに立ち向かってくる風吹くことあれば

あなたを守ろうとする翼を広げる鳥もあり

冷たい風の中でも必ずあなたを守る人もいるだろう

きっとどこかで








何年も前だけどインフルエンザになった時は辛かったなぁ・・・

寝ていても辛いのだから、

ゆっくりやすんでくださいと云っても

それすらできずに辛く辛く大変だと思いますが...

まっさんさん...どうか快方に向かいますよう...


..


おやすみなさい..